かえるくんのぷつぷつブログ

30代サラリーマンの日常をつづっています。

内容を忘れてもう一度読み直したい本

今週のお題「忘れたいこと」

 忘れたいことはたくさんあれど、いざ書こうとするとなんだったかとすでに半分忘れているような30代男性です。

 さぁ、思い出そう。

 みなさんは内容を忘れてもう一度読み直したい本はあるだろうか。

 私はたくさんある。伊坂幸太郎の本たちだ。彼の物語に出会ったのはわたしが大学生のころである。

地方の大学に通っていたわたしは時間を持て余し、さまざまな本を読んでいて、たまたま読んだ伊坂幸太郎のオーデュボンの祈りにやられた。

わたしの心のど真ん中に来た。

奇想天外なしゃべるかかし、どこかリアルで非現実な設定。話が進むにつれてつながる伏線、そして怒涛のラストへの展開。

今まで読んだ中で最も続きが読みたくてしょうがなかったと思う。

そして読み終わったあとの喪失感のような、スッキリしたような不思議な読了感。

その後はとりつかれたように伊坂幸太郎の本を読み漁った。

砂漠、チルドレン、ラッシュライフ、フィッシュストーリー、鴨とアヒルのコインロッカー、グラスホッパー、陽気なギャングシリーズ、、、どれも最高だった。

こんな面白く、伏線を散りばめながら最後に向けて回収してく話を書く伊坂幸太郎はどんな頭をしているのだろうと感心する。

伊坂幸太郎で共通するのはやはり、何気ない伏線の回収からどんでん返し。

たまらん。

もう一度記憶をリセットして読み直してあのなんとも言えない読了感を味わいたい。

ただ学生のころに読んだものだから意外と細かいところは忘れているから今の状態でよみ直しても新しい発見や、どんでん返しを味わえるかもしれない。

 

仕事以外でとんと活字を読む機会が減ってしまった。

最近はもっぱらYouTubeで投資や経済のことばっかりザッピングしてしまう毎日である。

たまには埃をかぶった本棚から学生時代の本たちを見直してみるのもいいかもしれない。

どうやら今週の週末の予定が決まったようだ。

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